朝教室の前までたどり着くまでは普通だったのに、いきなり泣き出して私にしがみつくりーちゃん。
「学校行きたくないー」
「なにも分からないからやだー」
ぽろぽろぽろぽろ涙か溢れて
ぎゅーする腕に力がはいって
こんな姿は初めて保育園ぶり。
行きたくないと必死に泣いて抵抗する姿を見て、覚悟はしていたが心が痛くなる。
担任の先生やおばあちゃん先生が来て
「大丈夫よー!最初だから不安なのは当たり前よー。友達が待ってるから教室に入ろー!」ってめっちゃ優しく話しかけてくれたり、「日本人のお友達もいるから安心して!紹介するわ!」って別の学年から引っ張ってきてくれたり、たくさん優しくサポートしてくれるのだが、もうやだ!といったらやだ!といったかんじで
「だって英語分からないもん〜何言ってるか分からないからやだ~」と泣き続ける。
うってかわってももは
「わたし、自分のクラス行っていい?」と泣いてる妹をさておき、友達にはやく会いたいと行ってささっといってしまった。
へえー分からないもんだ。
実は内心ももの方を心配していたのに、子どもってほんと分からないもんだ。1番近くで見ているであろう母である私だって、予測できないことばかりだと痛感する。
30分以上泣いてやだやだとしがみついて離れず、ほんとーーーにもうあとちょっと「じゃあ今日は一緒に帰ろうか」と言ってしまいそうなところだった。でも先生達が助け合ってくれて、日本人の先生を隣に座らせてくれて、なんとかまま帰るね、またお迎え来るからね、とばいばいできた。
わあああー心が痛い!
27人クラスメイトがいる中で、先生や友達の言ってることが自分だけ分からないってどれだけ心細いだろう。
何か言いたくても言えないし、伝えられない。
わたしは生まれてこのかたそんな環境に置かれたことがないから、想像するしかできないけど、8才のりーちゃんにとってすごくすごくしんどいよな。
しかも自分から望んでニュージーランドに行きたい!とか英語の学校に行きたい!と言ったわけでもないし。
ごめんねと思う反面、りーちゃんにとって大きく成長するめちゃめちゃいい経験になることは確信している。語学の事だけでなく、人間としてひと回りもふた周りも大きくなるってままは確信してるんだよ。
がんばれりーちゃん!!!
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